セプタークオーツ・アメシスト(紫水晶) ブラジル
先端部の透明感は抜群です。紫色はやまだらに濃淡があり、見る角度によって色の濃さが変化します。
クラスター(群晶)に集まり成長した結晶のうち、この部分だけがセプター状になっているのがとても不思議な感じです。
水晶の結晶の先端にもう一つの水晶が被さるように成長したものをセプタークォーツ(松茸水晶)と呼びます。セプターとは、王笏のことで形状が似ていることに由来します。またその形がキノコ(松茸)を連想させることこら、日本では松茸水晶と呼ばれています。
このような形状は結晶が成長する過程で周囲の環境が変化したためと考えられています。