水晶彫刻 福禄寿
透明感があり無色でインクルージョンのほとんど無い上質な水晶を使った「福禄寿」三体の彫刻品
ほとんどインクルージョンのない水晶の質もさることながら、彫刻も大変素晴らしい逸品です。顔の部分をわざと磨りガラス状に仕上げて表情が良く伝わるように工夫されています。
顔の表情や髪、髭など細かな部分が良く表現されており、それぞれの持ち物などもしっかりと彫り込まれています。
福禄寿は七福神の一人とされますが、もともと道教福星・禄星・寿星の三星をそれぞれ神格化した、三体一組の神です。
福星は幸福を象徴し裕福な中国の官服を着た姿で三者の中心に描かれます。
禄星は封禄を象徴し豊かさを表す金銭や嬰児を抱いた姿で描かれることが多い。
寿星は長寿を象徴し禿げた長大な頭に白ひげをたくわえた老人とされることが多い。七福神の寿老人はこの寿星が単独で日本に伝わったもの。